大さん橋の主役は、あくまで入出港の客船です。ターミナル建物は、人びとの客船への乗降に必要な高さを確保。しかしそれ以上の高層となることを抑え、山下公園側あるいは赤レンガ倉庫側からの横浜港の眺望を妨げないように配慮しています。
大さん橋を側面から見ると、ターミナル建物の屋上は、ゆったりした2つの山形(やまなり)となっています。これは波のうねりをイメージ。客船、港との融合を心がけたデザインです。
ターミナル建物の2Fや屋上の床は、ブラジル産木材イペを使用したウッドデッキ仕上げ。屋上には、天然芝の緑地を設けています。“庭のような、訪れる人にやさしい”、それが大さん橋です。
建物内部は、柱のない大空間を設け、天井部分は三角錘を組み合わせたような構造体。壁面は強化ガラスウォールによって構成されています。
ターミナル内部には、階段がなく、スロープとエレベーターにより上下階に移動できるようにバリアフリーを採用しています。